車での移動費の割り勘:ガソリン代・通行料・駐車場代
車の移動費の割り勘は、走行距離×消費量×1リットルの価格に通行料と駐車場代を足して人数で割るだけ。4人の例で、運転者への3回の支払いまで解説します。

車の移動費の割り勘は、1行の式にまとまります。走行距離(km)× 100kmあたりの消費量 ÷ 100 × 1リットルの価格 + 通行料 + 駐車場代を出して、それを乗っている人数で割るだけです。移動費の割り勘とは、全員が実際にかかった費用を同じ割合で負担する精算のことで、「だいたいガソリン満タン分ずつ」といった大ざっぱなものではありません。友達3人との週末旅行なら短い時間で終わる作業で、最後の支払いもその日のうちに届きます。
要点
- ガソリン代は、給油した回数ではなく、走行距離と実際の消費量から計算します。誰がどこで給油したかで揉めずに済みます。
- 通行料と駐車場代は、往復分をそれぞれ別の項目として記録します。領収書が証拠になるので、記憶に頼って当てずっぽうで決めることがなくなります。
- 運転者も、基本的には同乗者と同じ負担額です。車に乗っている全員で合計を割るからです。グループで運転者を免除する場合は、運転者を除いた人数で割ることになり、1人あたりの負担がおよそ3分の1増えます。
- 各自「支払った額 − 負担額」を計算します。マイナスの人がプラスの人に支払うので、4人なら支払いは最大3回です。
移動費に含めるもの:ガソリン代、通行料、駐車場代、それとも減価償却も?
共通の精算に含めるのは、ガソリン代、通行料、駐車場代です。領収書か走行距離で示せる支出だからです。減価償却、保険、登録費用、整備代は、事前にグループで合意した場合だけ含めます。
| 項目 | 割り勘に含める? | 計測方法 |
|---|---|---|
| 洗車、整備、タイヤ | 合意がない限り含めない | 個別の領収書 |
| 減価償却 | 合意がない限り含めない | グループで決めた1kmあたりの固定額 |
ステップ1:消費量と1リットルの価格からガソリン代を計算するには?
ガソリン代は、走行距離(km)に100kmあたりの消費量を掛けて100で割り、1リットルの価格を掛けたものです。以下の例の金額はセルビア・ディナール(din)です。7 l/100 kmで走る車に190 din/lのガソリンを入れると、1kmあたり13.30 dinかかります。
消費量はメーカーの公称値ではなく、自分で測ります。
- 出発前に満タンにして、トリップメーターをリセットします。
- 帰ってきたら同じガソリンスタンドで満タンにして、レシートのリットル数を控えます。
- リットル数を走行距離で割り、100を掛けます。
測る時間がなければ、車の燃費計の平均値を使ってください。ただし、少なくとも一度はガソリンスタンドで確認しましょう。燃費計の表示は、実際の消費量と違うことがあります。
1リットルの価格はレシートの数字を使います。価格の違う2か所で給油した場合は、2つの価格の単純平均ではなく、給油量で重みを付けた平均を使います。
ステップ2:往復の通行料と駐車場代を合計するには?
通行料と駐車場代は見積もらず、領収書どおりに足します。料金所も駐車場も、1か所ずつ別の項目にします。片道の通行料が900 dinだった場合も、帰りは別に計算します。金額が同じとは限らないからです。帰りの通行料を忘れると、運転者が損をします。
領収書はその場ですぐ撮影しましょう。カードや電子式の支払いなら記録は残りますが、領収書をなくすと「900くらいだったと思う」しか残りません。Split The Billのような共有のお金管理アプリなら、領収書を撮影して品目ごとに分けられます。QRコード付きの領収書なら、QRコードを読み取ることもできます。
外貨で支払った移動費は、支払った通貨のまま金額を記録します。換算はツールが、グループで決めたレートで一度だけ行います。
ステップ3:運転者も移動費を負担する?
基本的には負担します。運転者も同乗者と同じ額を払うので、合計は運転者を含めた車内の全員で割ります。考え方はシンプルで、グループ全員のために出かける旅だからです。3人が車ひとり分の費用を全部払うのは筋が通りません。
別のやり方もあります。運転者が車の持ち主で、ひとりで行くつもりだったところに他の人が加わった場合は、グループで運転者の負担を免除し、運転者を除いた人数で割ることもできます。
中間案として、運転者はガソリン代の自分の分だけ払い、同乗者が通行料と駐車場代を負担する方法もあります。
ステップ4:合計金額をどう分け、誰が誰に支払う?
合計金額を人数で割り、それぞれから、すでに支払った額を引きます。自分の負担額より支払いが少ない人は差額を払い、多く払った人は差額を受け取ります。
すべての残高を合計すると、必ず0になります。ならない場合はどこかの金額が間違っているので、グループにメッセージを送る前に気づいておきましょう。
運転者だけでなく複数人が支払った場合は、支払いの回数を減らせます。Split The Billは、AIの推測ではなく通常の算術で決まった方法で計算するので、同じ入力なら必ず同じ結果になります。
例:4人の移動費は、出発から最後の支払いまでどう計算する?
運転者と友達3人が週末旅行に出かけます。片道320kmです。入力値は計算のための仮定で、消費量7 l/100 km、ガソリン190 din/l、通行料は各方向900 din、駐車場代は合計1,200 dinです。
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| ガソリン代 | 640 km × 7 ÷ 100 × 190 | 8,512 din |
| 通行料 | 900 + 900 | 1,800 din |
| 駐車場代 | 領収書1枚 | 1,200 din |
| 合計 | 11,512 din |
4人それぞれの負担額は、11,512 ÷ 4 = 2,878 dinです。
ガソリン代と行きの通行料(合計9,412 din)は運転者が払いました。友人Bは帰りの通行料900 dinを、友人Cは駐車場代1,200 dinを払い、友人Dは何も払っていません。
| 人 | 支払った額 | 負担額 | 残高 |
|---|---|---|---|
| 運転者 | 9,412 | 2,878 | +6,534 |
| B | 900 | 2,878 | −1,978 |
| C | 1,200 | 2,878 | −1,678 |
| D | 0 | 2,878 | −2,878 |
残高は0で締まります。6,534 − 1,978 − 1,678 − 2,878 = 0。支払いは3回です。Bが運転者に1,978 din、Cが1,678 din、Dが2,878 dinを送ります。他の誰も、誰にも支払う必要はありません。
グループで運転者は負担しないと決めた場合は、合計11,512 dinを3人で割り、1人あたり3,837.33 dinになります。端数は事前に決めたルールで丸めます(たとえば、1〜2ディナール程度の過不足を運転者が引き受ける、など)。
移動費の割り勘を台無しにするミスとは?
- 全員分を切り上げる。 2,878 dinのところを3,000 dinで請求すると、運転者は4人から488 dinを得したことになります。切り上げるのは、全員が納得した場合だけにしましょう。
よくある質問
途中で降りる人や乗る人がいる場合、費用はどう分ける?
道のりを区間に分け、区間ごとに計算します。その区間の距離と通行料を、その区間で車に乗っていた人数で割ります。途中で降りた人が負担するのは、最初の区間の分だけです。誰も乗っていない区間のガソリン代は、運転者が誰とも分けずに負担します。
同乗者が運転者に費用を払うのは合法ですか?
費用の分担が認められるかどうかは、国や地域によって異なります。有償で乗客を運ぶことを規制している国や地域があり、分担した費用が運賃とみなされる場合もあります。友人同士の1回きりの旅行は事情が違いますが、バスが走っている区間で同じ人を定期的に乗せるなら、先にお住まいの地域のルールを確認してください。
友達がこれ以上アプリをインストールしたくないと言ったら?
インストールは不要です。Split The Billなら、リンクを送るだけで、自分の金額と誰が誰に支払うかをアカウントなしで確認できます。
今日のうちにグループへ精算を送るには?
ガソリン代、通行料、駐車場代をSplit The Billに入力すると、アプリが1人ひとりの負担額と最少の支払い回数を計算します。あとはグループにリンクを1つ送るだけです。
Split The Bill を無料で試す
レシート読み取りは月 10 件まで、定期的な支出、複数通貨、Venmo / PayPal / Revolut での精算に対応。
無料アカウントを作成関連記事

Splidで友達と精算する:給油から送金まで
Splidで友達とレシートで揉めずに精算する方法を解説します。旅行の段階ごとのチェックリスト、5人での計算例、すっきりした精算の流れまで紹介。ぜひご覧ください。
- 旅行
- 費用
- 割り勘

車主が損しないガソリン代計算と割り勘の確認8項目
ガソリン代の計算式と割り勘の決め方を8項目で確認。走行距離・燃費、高速代の立替、車を出した人への傾斜配分まで、揉めない精算手順を例付きで解説します。
- 旅行
- 経費
- 割り勘

旅行の費用を割り勘するおすすめアプリ2026年版
2026年の旅行の費用を割り勘できるおすすめアプリを徹底比較:外貨対応、オフライン機能、友達の会員登録不要のサービスまで選び方を紹介します。
- アプリ
- 旅行
- 経費

