ガイド
領収書の山なしで、確定申告用に経費を書き出す
控除対象や立替経費にはその都度タグを付け、レシート写真は支出に添付したまま。あとは税理士のシートにそのまま貼り込めるきれいな CSV を1本書き出すだけです。
最終確認: September 2026

確定申告の時期は、1年間のゆるい経費管理が報われるか、週末をまるごと領収書の発掘作業に費やすかの分かれ道です。多くの人は紙の山と慌ただしい3月で乗り切ります。Split The Bill には、1年間に記録したすべての支出がすでに残っています。レシート写真、カテゴリ、日付、そして共有した費用なら自分の負担分まで。この記事では、1年を通じて控除対象と立替経費にタグを付け、Excel・Google Sheets・Numbers でそのまま開ける1行単位のきれいな CSV として書き出す方法を紹介します。税理士や経費精算システムが実際に受け取れる形式です。
手順
- 1
記録するその場でカテゴリを付ける
確定申告を楽にする習慣はただ一つ、支出を作成するときにカテゴリを設定することです。3月にまとめてではありません。支出の新規作成画面ではカテゴリはネイティブのピッカーなので、自分の申告区分に対応するもの(例:「交通費」「会議費」「ソフトウェア」「在宅勤務費」)を選びます。
あとから絞り込めるのは、このカテゴリのおかげです。カテゴリなしの支出も問題なく書き出せますが、「未分類」の山に入り、年度末に手で仕分けることになります。今の10秒が、あとの1時間を節約します。

すべての支出にカテゴリを。CSV の1列になります。 - 2
レシート写真を添付したままにする
レシートを撮影して AI に明細を抽出させると、元の写真は 元画像 タブに永続的に残ります。ここがスプレッドシートには絶対にできない部分です。税務調査や経費精算のとき、購入の証跡が金額のすぐ隣にあります。
レシートを読み取れない現金払いの場合は手入力(支出の新規作成 → 手入力 → 合計を入力)を使い、紙のレシートがあるならそれも撮影して元画像としてアップロードしておきましょう。CSV には、どの支出にレシートが添付されているかが記載されます。
- 3
共有した支出は自分の分担だけがカウントされるようにする
自分が立て替えた取引先との会食、パートナーと分けあうコワーキングのデスクなど、他の人と分けた費用は、通常*自分の負担分*だけが控除対象・精算対象です。いつもどおり(均等、明細ごと、金額指定など)分割しておけば、アプリが自分の分と他の人の分を把握します。
エクスポートには支出の総額*と*各人の分担の両方が別々の行として含まれます。自分の分担だけに絞り込めば、カードで立て替えたテーブル全体の金額ではなく、実際に申請できる正確な金額が得られます。
- 4
立替分は精算機能で消し込む
同僚や取引先から返してもらう予定の費用は、精算機能で記録します。実際に支払われた時点でその分担を精算済みにするか、アプリ外の手段で返金された場合は アプリ外の支払い として記録してください。これで、立替経費の1行ごとに支払済/未払の状態が残ります。
年度末には、人ごとに「精算済み」と「まだ未収」を確認できます。「返してもらった経費」と「まだ貸したままのお金」の区別です。どちらもエクスポートに含まれるので、取りこぼしはありません。
- 5
必要な期間とカテゴリに絞り込む
書き出す前に対象期間へ絞り込みます。`/bills` で会計年度の日付範囲(例: 1月1日〜12月31日)を設定し、特定の区分だけが必要なら控除対象のカテゴリ(「会議費」「交通費」「ソフトウェア」「在宅勤務費」など、税理士に言われたもの)で絞り込みます。
絞り込んだ状態で書き出せば、CSV は目的に集中します。1年分の買い出しや友人との食事ではなく、控除対象の行だけを渡せます。
- 6
詳細 CSV を書き出す
`/bills` で CSV 詳細 をクリックします。1行単位のエクスポートが得られ、各支出の日付、カテゴリ、通貨、合計、参加者ごとの分担、精算状況が並びます。Excel、Google Sheets、Numbers でそのまま開けます。整形し直す必要も、列が崩れることもありません。
共有支出の内訳ではなく個人の継続記録がほしい場合は、レポート ページから個人台帳(すべてのグループを通じて自分に帰属する支出)も書き出せます。フリーランスや個人事業主が確定申告に使いたいのは、たいていこちらのビューです。

CSV 詳細をワンクリックで、日付・カテゴリ・分担・精算状況まで全行を書き出し。
CSV に実際に含まれる内容
詳細エクスポートは、税理士の作業シートに貼り込んでも崩れないよう設計された、1行1レコードのフラットな表です。
支出レベルの項目。 絞り込んだ範囲内のすべての支出について、日付、内容、カテゴリ、通貨、総額。自分が全額支払った場合に申請する行がこれです。
分担レベルの項目。 分割した支出については、参加者ごとの分担が独立した行になります。自分の名前で絞り込めば、自分の負担分だけを合計できます。手計算も端数のズレもありません。計算はすべて検証済みのコードを通るので、分担は必ず総額に一致します。
精算状況。 立替分が支払われたかどうか、どの方法で支払われたか(アプリ内精算、アプリ外の支払い、未払い)。「あの会食、たしか取引先が返してくれたはず」を、日付入りの書き出せる記録に変えるのがこの列です。
通貨は正直に。 各支出は CSV でも元の通貨のまま保持され、黙って換算されることはありません。EUR の経費は EUR、USD の経費は USD と表示されます。申告で単一通貨の合計が必要なら、自分の年度末レートを適用してください。あとで説明を求められる数字の中に、換算が隠れていることはありません。
確定申告を楽にするコツ
カテゴリの体系は12月ではなく1月に決める。 税理士に必要な区分(「会議費」「旅費交通費」「ソフトウェア」「在宅勤務費」など)を聞き、その名称のまま1年使ってください。カテゴリが一貫していれば、年度末の絞り込みは一瞬です。
現金払いでもレシートを撮る。 税務当局は現金かどうかを気にしません。証拠を示せるかを気にします。手入力の支出に添えた2秒の写真が、あなたの証跡になります。
私費と経費は記憶ではなくカテゴリで分ける。 どの食事が打ち合わせだったかを3月に思い出そうとしないこと。その場で「会議費(取引先)」と「食事(私費)」を分ける、あるいはグループを分けてください。
年1回ではなく四半期ごとに書き出す。 四半期の CSV エクスポートは自然なチェックポイントです。カテゴリの付け忘れや未消し込みの立替を、文脈を覚えているうちに拾えます。1年後では手遅れです。
年度末までに立替分を消し込む。 12月のうちに「未収」の行を回収しておけば、申告時に支払済/未払の列が正確な状態になります。
専用の会計ソフトを使うべきとき
Split The Bill はきれいなエクスポートを備えた経費トラッカーであって、会計ソフトではありません。税額の計算も、減価償却も、給与計算も、申告書の提出も行いません。
請求書発行、消費税・VAT の申告、勘定科目表を伴う法人を運営しているなら、正式な会計ソフト(または税理士のシステム)を正とし、Split The Bill の CSV はきれいな*供給元*——共有費用と立替経費を分類したリスト——として取り込むか、そのまま渡してください。
Split The Bill が本当に強いのは、会計ソフトが苦手とする厄介な中間領域です。他の人と分けた費用、複数通貨のレシート、そして「どの分担が実際に返ってきたか」を知る必要のある立替経費。フリーランスや業務委託の方、共有費用の一部を申請する方にとっては、カテゴリ付きのエクスポートと添付レシートがあれば、税理士に必要なものはたいてい足りています。
よくある質問
CSV への経費エクスポートは無料ですか?▾
はい。CSV エクスポートは無料プランで利用できます。支出、カテゴリ、参加者ごとの分担、精算状況を、アップグレードなしで書き出せます。ファイルは Excel、Google Sheets、Numbers でそのまま開けます。
共有した支出のうち、自分の分担だけを書き出せますか?▾
はい。詳細 CSV は参加者ごとの分担を独立した行として出力するので、自分の名前で絞り込んで自分の負担分だけを合計できます。立て替えた総額ではなく、分割した支出について実際に申請できる正確な金額が得られます。
レシート写真はエクスポートに含まれますか?▾
CSV はデータファイルなので、画像そのものを埋め込むのではなく、どの支出にレシートが添付されているかを記載します。写真自体は各支出の元画像タブにいつでも残っているので、CSV がテキストであっても購入の証跡は保持されます。
通貨の異なる経費はどう扱われますか?▾
各支出は CSV でも元の通貨のまま保持されます。EUR の経費は EUR、USD の経費は USD で、黙って換算されることはありません。申告で単一通貨が必要なら、自分の年度末レートを適用してください。数字の中に換算が隠れていることはありません。
1つの年度だけに絞って書き出せますか?▾
はい。支出一覧を会計年度の日付範囲(例: 1月1日〜12月31日)に絞り込み、必要なら特定の控除対象カテゴリでも絞り込んでから書き出してください。CSV に入るのは絞り込んだ行だけです。
支出の CSV とレポートのエクスポートは何が違いますか?▾
支出の CSV 詳細は共有支出の1行単位の記録で、総額と各人の分担が入ります。レポートページが書き出すのは個人台帳、つまりすべてのグループを通じて自分に帰属する支出です。フリーランスや個人事業主には個人台帳が、共有した旅行を精算するグループには支出の詳細が向いています。
立替経費が返ってきたかどうかを管理できますか?▾
はい。返金は精算機能で記録します。誰かが支払ったらその分担を精算済みにするか、アプリ外の手段で支払われた場合はアプリ外の支払いとして記録してください。支払済/未払の状態はエクスポート内のすべての分担に表示されるので、精算済みとまだ未収の分を区別できます。
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