ガイド
読めないメニューから注文する
Split The Bill の他の機能は、食事の「あと」に使うものです。これは「まえ」に使います。メニューを撮影して自分の言語で受け取り、一品も注文しないうちにテーブル全員に選んでもらいましょう。
最終確認: September 2026

海外での外食には、言葉の問題が一つではなく二つあります。入口の問題は、メニューが読めないことです。見慣れない単語のあいだから選ばされ、理解できるのは値段だけ、という状態になります。出口の問題は、その一分後にやってきます。食べたいものは決まったのに、それを店員さんに伝わる形で言う手段がないのです。Split The Bill のメニュースキャンは、この両端をまとめて引き受けます。長いメニューなら数ページまとめて撮影するか、テーブルの QR コードを読み取ると、料理名と価格があなたの言語になって返ってきます。元の料理名も訳の隣に必ず残ります。リンクを一つテーブルに共有すれば、全員が自分のスマートフォンで、自分の言語で料理を選び、選びながら自分の合計が増えていくのを確認できます。テーブルの準備が整ったら、店員さん用のページが注文を人ごとにお店の言語で並べて表示します。そのまま見せてもよいですし、QR コードから店員さんご自身のスマートフォンで開いてもらうこともできます。レストラン側との連携は一切なく、レジや厨房に何かが送信されることもありません。注文を受けるのはこれまでどおり人で、ただその人がようやく内容を読めるようになる、というだけです。食事のあとは、その注文がそのまま編集できる会計の下書きになります。誰が何を選んだかが「誰がいくら払うか」まで引き継がれるので、やはり誰にも読めないレシートから組み立て直す必要がありません。なお、この機能はベータ版で、アプリ内にもその表示が出ます。翻訳の精度は高いものの完璧ではありません。元の料理名を隣に残しているのは、まさにそのためです。
手順
- 1
メニューをスキャンする
メニューを撮影します。長いメニューなら数ページを続けて撮っても、写真ライブラリから選んでもかまいません。テーブルの QR コードを読み取る方法もあります。うっかり QR コードのカードのほうを撮影してしまっても、コードはそのまま認識され、その先のメニューが表示されます。アプリが料理名と価格を読み取り、共有する前に読み間違いを直せる確認ステップを用意します。メニューの文字認識は優秀ですが完璧ではありません。装飾的な書体、多段組みのレイアウト、照明の反射は実際にかなり手強い相手です。ですから手で直したり項目を足したりするのは、エラーではなく通常の流れの一部だと考えてください。
- 2
リンクを一つテーブルに共有する
リンクをコピーする、スマートフォンの共有メニューから送る、QR コードを表示してテーブル越しに読み取ってもらう——どの方法でも共有できます。アプリ内の連絡先やグループにそのまま送ることも、メールで招待することもできます。リンクを開いた人は、登録もインストールもせずに料理を選べます。作成したあなた自身も食べる場合は自動で席に着いた状態になるので、自分の注文にわざわざ参加する必要はありません。リンクの有効期間は意図的に短くしてあります。見知らぬ人が書き込めてしまうリンクを、何日も開いたままにしておくべきではないからです。
- 3
全員が自分で選び、自分の合計を見る
それぞれが自分の言語でメニューを読み、自分の料理を選びます。個人の合計は選ぶそばから更新されるので、予算を気にしている人も、会計が来てからテーブルの下で計算する代わりに、確定する前にそっと一品を安いものに替えられます。
- 4
店員さんに見せて、会計に変える
店員さん用のページは、注文を人ごとにまとめ、それぞれに席番号を付けて表示します。同じテーブルに同じ名前の人がいることは珍しくないからです。表示はお店の言語で、初期状態ではまだ厨房に通していない料理だけが並びます。店員さんが読むのは一巡ぶんで済み、その晩全体を読み直す必要はありません。全体の履歴も必要なときに開けますし、何も注文していない人もその旨が付いた状態で一覧に残ります。QR コードから、店員さんご自身のスマートフォンで開いてもらうこともできます。注文を取ってもらったら、その回を「厨房に送信済み」にしてください。会食はそのまま続き、あとから頼んだ料理が次の回としてまとまります。会計に変換するときには、チップの割合が提案されます。金額を変えても、まるごと断ってもかまいません。選んだぶんは会計に入り、他の項目と同じように分担されます。下書きには誰が何を選んだかがあらかじめ入っており、サービス料や後から頼んだ一杯など、実際に起きたことに合わせて自由に編集できます。
共有メニューが「八台のカメラ翻訳」に勝る理由
よくあるやり方は、全員が同じページにカメラ翻訳をかざし、少しずつ違う、ちらちらと揺れる訳文を眺めながら、誰か一人が口頭で注文を集めて紙ナプキンに書き取る、というものです。メニューは八回読まれ、注文は一回だけ、しかも雑に組み立てられます。共有メニューはこれを逆にします。メニューは一度だけ読み取られ、一度だけ修正され、そのうえで各自が実際に読める言語に個別に翻訳されます。注文は全員が選んでいくそばから、数量も数え終わった状態で勝手に組み上がります。同じ注文を二度言い直す必要もなく、三人目から店員さんが来るまでのあいだに誰かの一品が忘れられることもありません。
お金の話は食後ではなく食前に済ませる
レストランの会計を分けるのが気まずくなるのは、自分の選んだものがいくらだったかを知るのと、他の人の選んだものがいくらだったかを知るのが、同じ瞬間に起きるからです。共有メニューから選ぶと、その瞬間が前倒しになります。一人ひとりの合計は、まだ選んでいる最中、まだ気が変わる余地があるうちから見えています。ですからシェアする前菜はその時点ですでに割られていますし、高い肉料理は注文した本人のところに最初から載っています。食事が終わったら、注文を会計の下書きに変換するだけで、この一人ひとりの金額がそのまま引き継がれます。割り勘は、印刷されたレシートを前に議論して組み直した結果ではなく、実際に各自が選んだものの記録になります。
この機能が意図的にやらないこと
レストラン側とはやり取りしません。この機能のどこにも POS・レジ・厨房との連携はありません。店員さん用の画面は人に見せるための画面であり、注文を受けるのはこれまでどおり人です。アレルゲンや食事制限による絞り込みも行いません。これは機能が足りていないのではなく、安全面からの判断です。自動生成されたアレルゲン情報が間違っていれば、人を入院させかねません。アレルギーについては必ずお店に直接確認し、ここにある内容をアレルゲン情報として扱わないでください。また「玉ねぎ抜き」のような品目ごとの変更指定にもまだ対応しておらず、支払いも扱いません。Split The Bill は誰がいくら払うかを計算して記録するものであって、レストランに支払いをするものではありません。
同じお店を二度スキャンしても費用はかかりません
スキャンしたメニューは「メニュー」のコレクションに保存され、翻訳は言語ごとにキャッシュされます。ですから一度行ったお店に再訪しても、二度目はスキャンの消費も翻訳の消費も発生しません。翻訳のコストは人数ではなく、テーブルにある言語の数で決まります。六人が三つの言語で読むなら、翻訳は十八回ではなく三回です。そして次に訪れたときは、ゼロ回になります。また、元の料理名は訳の隣に残り続けるので、訳しきれない名前は印刷されたメニューの行をそのまま指させます。検索はどちらの言語でも同時に効き、アクセント記号は無視されるので「cafe」で「Café」が見つかりますし、メニューに印刷された番号、たとえば「47」と入力すれば 47 番の料理にそのまま飛べます。
よくある質問
注文はお店に送信されますか。▾
いいえ。レストランのシステム、レジ、厨房のいずれとも連携していません。アプリはテーブルの注文をお店の言語のテキストとして表示するだけで、それを店員さんに見せていただく形です。注文を受けるのは、これまでとまったく同じように人です。
料理にナッツ・小麦・乳製品が入っているか教えてくれますか。▾
いいえ。意図的に提供していません。アレルゲンや食事制限による絞り込みは、安全面の理由で対象外としています。自動生成されたアレルゲン情報が間違っていれば、人を入院させかねないからです。アレルギーについては必ずお店に直接確認し、この機能の内容をアレルゲン情報として扱わないでください。
一緒に食事する人もアカウントが必要ですか。▾
いいえ。リンクがあれば誰でも、登録なしでメニューを開き、料理を選び、自分の合計を確認できます。アカウントが必要なのはメニューをスキャンして共有する側だけで、テーブルの注文に参加する人には必要ありません。
共有リンクはどのくらい開いたままですか。▾
意図的に短くしてあります。誰でも書き込めるリンクを何日も開いたままにするべきではないからです。無料のリンクは一時間有効で、Pro なら有効期間を自分で選べますし、食事が長引いたときは延長もできます。
スキャンが料理名や価格を間違えたらどうなりますか。▾
共有する前の確認ステップで直します。メニューの文字認識は装飾的な書体、多段組みのレイアウト、斜めから撮った写真に弱いため、この確認ステップがあらかじめ流れに組み込まれています。項目は手でも追加できるので、読み取りにくいメニューで手が止まることはありません。
「玉ねぎ抜き」で頼めますか。▾
このバージョンではできません。料理と数量は選べますが、品目ごとの変更指定にはまだ対応していないため、特別な希望はこれまでどおり店員さんに直接お伝えください。
店員さんは、誰が何を頼んだかをどう見るのですか?▾
店員さん用のページがあり、テーブルの注文を人ごとにまとめ、それぞれに席番号を付けて表示します。同じテーブルで名前が重なることは珍しくないためです。表示はお店の言語で、初期状態では最新の回の料理だけが並ぶので、その晩の全体を読み直す必要はありません。全体の履歴は必要なときに開けます。何も注文していない人も、その旨が付いた状態で一覧に残ります。ご自身のスマートフォンで見せても、QR コードを読み取ってもらって店員さんのスマートフォンで開いてもかまいません。どちらの場合もお店側に何かが送信されることはありません。人が読む画面であり、注文を受けるのはこれまでどおり人です。
何回かに分けて注文したり、チップを足したりできますか?▾
できます。注文を取ってもらったら、その回を厨房に送信済みとして記録すると、会食はそのまま続きます。あとから頼んだものは次の回としてまとまり、店員さん用のページも初期状態ではその回を表示します。注文を会計に変換するときには、チップの割合が提案されます。好きな金額に変えることも、まるごと断ることもでき、ご自身が選ばないかぎり何も加算されません。受け入れたチップは会計に入り、他の項目と同じように分担されます。
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